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 エロスキルを使い異世界で絶頂しながら無双するメイド【第二十六話:具現化した羞恥装備】 
「そ、そんな、こんなのって・・・」

 間の悪いスライムの栄養補給がようやく終わり、具現化された装備品の前で立ち尽くしているリリナ。

 具現化されたものは、通常の洋服姿とはほど遠い、バイブが二本のみ。元の世界で身に着けていたものと同様、バイブには気持ち程度の薄い布生地がワイヤーで繋がれている。膣とアナルに挿入することでその布生地が腰回りをギリギリ隠し、股下ギリギリのミニスカートを履いているような見た目になるものだ。

「(うぅっ・・・この世界でも、これを着る羽目になっちゃうなんて・・・)」

 完全に自業自得・・・自分のはしたなさを呪い真っ赤になるリリナ。この儀式は一人一度しかできないと聞いているため、別の装備を具現化し直すということはできないのだろう。このいやらしい装備を受け入れるしかない。

「(あっ、じょ、上半身は・・・?)」

 周囲を見渡すリリナだったが、このバイブ二本以外には具現化された装備は見当たらない。確かに上半身用の衣服についてはイメージができていなかったことを思い出して後悔するも、もう遅い。下半身は最悪の装備とはいえ隠せるものの、上半身は裸のままで胸を露出した形・・・トップレスということになってしまった。

「(うぅっ、胸はもう、手で隠すしか・・・)」

 上半身を隠す装備品が無い以上は、胸は両手で隠しながら行くしかない。いわゆる "手ブラ" の状態だ。そうすると両手が使えなくなり、股間に挿入するバイブ二本を手で押さえることもできなくなるので、アソコとアナルの締め付けのみでバイブを落とさないよう注意して歩かなくてはいけない。元の世界での姿よりも、さらに分の悪い状況だ。

 考えるだけでもあまりの恥ずかしさに涙目になってしまうリリナだったが、体はその羞恥に期待してしまっているのか、股間からはまた愛液が溢れ出してきているのだった。

「(あっ、で、でも、この装備は浄化の力を使うときにだけ着ればいいのよね・・・。普段はスライムの服を着ておいて、瘴気のある場所でだけ、皆には後ろを向いてもらって少しの間だけ着替えるようにすれば・・・。そうよ、それなら大丈夫)」

 光明を見出し、少しだけほっとするリリナ。とはいえ一度はこの装備を試しておく必要があるだろう。

 まずはスライムの服に触れて「離れて」と念じるリリナ。スライムがヌルリとリリナの体面を移動して集まり、足元に丸まった。リリナは、アクセサリーとリングを除いて全裸の状態となる。

「はぁぁ・・・」

 スライムの刺激から久方ぶりに解放され、一度安堵の息を吐き出す。しかしこの後はまた別の試練が待ち受けていることを思い、気が遠くなるリリナ。

 しゃがんで足元にある片方のバイブに目をやると、直前にご主人様のことを強くイメージをしていたせいか、形状はご主人様の勃起したモノに酷似している。他方のバイブも確認したが、同様だった。

 意を決して一方のバイブを掴むリリナだったが、「えっ」と驚きの表情を見せる。手に取ったバイブは人肌のように温かく、ビクビクと脈を打っていたのだ。握った時の感触・固さについても、本物のご主人様の肉棒そのものである。

「(あぁっ・・・ご主人様・・・)」

 屋敷でのご主人様との性交を思い出して、恍惚の表情を浮かべるリリナ。しゃがんだ姿勢のままバイブに股間の愛液をまぶしてから、後ろ手でゆっくりとアナルに挿入する。

「はぅぅっ・・・♡」

 "ズブブ・・・" と奥までバイブが差し込まれ、バイブからワイヤーで繋がっている布生地が、リリナの柔らかなお尻をフワリと隠した。

 ご主人様の肉棒を模したバイブにアナルを貫かれてビクビクと絶頂しそうになるも、何とか呼吸を整えて体を落ち着かせるリリナ。もう一本のバイブを手に取り、アナルを締め付けながらゆっくりと立ち上がる。

「んんっ・・・!♡」

 そして直立した姿勢となって、左手で膣口を広げながら、右手に持ったバイブをズブズブとアソコに挿入していった。

「はぁぁっ・・・♡」

 またイキそうになるのを我慢して、最奥まで挿入してからグッと股間に力を入れ、二本のバイブを落とさないようにしっかりと咥え込むリリナ。手を離すと、股間の前も布生地がフワリと隠し、超ミニ丈のスカートを着用しているかのような見た目となった。

「(あぅぅっ・・・♡ ご、ご主人様が・・・前と後ろにぃっ・・・♡)」

 ビクビクと脈打つご主人様の肉棒を前後の穴で感じ、悶えるリリナ。ただ挿入しているだけの状態なのに、すぐにでもイッてしまいそうな状態になっている。

「(で、でもこれで、ちゃんと装備できることが分かったわよね・・・。一旦、元のスライムの服に着替えてから、皆のところに戻って報告すれば・・・)」

 そう考えてバイブを抜こうとした瞬間、二穴のバイブがグネグネと動き始めた。

「ひあああっ!♡」

 突然与えられた刺激に体勢を崩し、思わず壁に手を付いて体を支えるリリナ。

「(な、なんで動くの・・・!? 挿れているだけでも限界だったのにっ・・・んんーっ!!♡ も、もう・・・すぐに、イッちゃうぅっ・・・ああーっ!♡)」

 リリナは膝をガクガクとさせながら大きく体を震わせ、あっという間に絶頂してしまった。しかしそれだけでは終わらない。

「はぅぅーっ!?♡」

 絶頂してビクビクとしている二穴の中で、二本のバイブが少し膨張したかと思うと、"ビュビュッ!!" と熱い液体がリリナの体内に勢い良く放出されたのだ。

「(あぐぅっ!!♡ あ、熱いぃ・・・♡ こ、これって・・・)」

 そういえば先ほど装備をイメージした際に、最後に自分がイクと同時にご主人様に中出しされるところを妄想してしまっていた。その機能がこのバイブにも備わってしまい、どうやらリリナが絶頂すると、バイブがそれを検知して精液を放つ仕組みとなっているようだ。

 なお、本物の肉棒を模しているとはいえやはりこれはバイブのようで、射精した後でもサイズが小さくなるようなことはない。相変わらずリリナの中でグネグネと動き回っている。

「(ひゃうぅっ・・・♡ ご、ご主人様あっ・・・♡)」

 ご主人様に前後から同時に責められ続け、また乳首やクリトリスのリングが、ご主人様の指でつままれ刺激されているような錯覚を与えてくる。恍惚の表情を浮かべながら、連続イキの状態に陥ってしまうリリナ。その度にバイブからは、"ビュビュッ!!" と精液が何度も発射され、股間に収まらなくなった白濁液が内股をどんどん伝って落ちてくる。

「(はぅっ!♡ はぅぅーっ!♡ だ、ダメぇ・・・♡ もう立ってられないっ・・・♡)」

 もはや快感で立っていられなくなったリリナはその場に座り込んで、前に手を突いて四つん這いの姿勢になった。左手の先端に、先ほど脱いだスライムが当たる。

 その途端、"シュゥゥゥ・・・" と蒸気を上げたかと思うと、スライムはどんどん小さくなって最後には消えてしまった。

「えっ・・・!?」

 思わず驚きの声を上げるリリナ。そしてスライムが消え去ると同時に、二本のバイブも突然動きを停止した。急に部屋が静かになり、リリナの乱れた呼吸音と、"ジジジ" ・・・というリングの振動音だけが聞こえる。

「はぁっ・・・はぁっ・・・な、何が・・・!?」

 何が起きたのか分からず、呆然とする。白濁液の水たまりの上で、イキっぱなし直後の体をヒクヒクと震わせながら、混乱の中で呼吸を整えるリリナであった・・・。



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